2012年1月1日(日)

放射能の本当の除染とは?そして、脱原発にむけて!

昨年は、中東で内乱・内戦を含む独裁からの決別という、人類の愚かな仕業の修正・リセットが行なわれたが、カオス状態はまだ続いている。世界金融危機の深刻化は更に危険度を増している。発信源の米国は上辺だけの姑息な金融・経済運営に終始している。
国内ではマニフェストを反故にして、消費税増税・八ッ場ダムの建設推進予算の計上!すべて国民は裏切られっぱなしの状況。
しかし、それ以上に大規模な地球規模での自然災害の頻発や人災である原発事故が、日本各地・世界各地で猛威を振るった!
我が国で起きた、東日本大震災・大津波、そして究め付けは、東京電力福島原子力発電所の事故と言う、史上最大・未曾有の地震と人災による複合事故。その原発事故から10ヶ月以上経って、そしてついに年も明けてしまったが、先が何も見えない!
震災被災者・原発事故での被爆者・被害者の生活は、未だに何ら定まっていないに等しい。震災と原発事故による汚染水や瓦礫は、地上のみならず、海を汚し、未だに太平洋を漂っている!

その間、国民の生活に密着した所で、水と空気と土の最重要三大要素の放射能汚染は収束が見えない。食品は海の幸・山の幸共に、安全という言葉が簡単には使えない状況である。
また、除染という言葉が頻繁に、メディア上で飛び交っていたが、約9ヶ月経った年末に、政府がやっと避難地域の指定や除染に対する予算計上を始めた。
しかしこの間、除染・除染と言いながら家庭用の高圧水洗浄機で、只〃ひたすら、屋根や壁・舗装道路の表面の放射性物質を水で吹き飛ばし・拡散し続けている。
更には、その拡散された水が側溝に溜り、有る意味そこで放射性物質が濃縮されているだけの粗末な状況!
その先は、河に流れて海に流れ込み、益々拡散の度合いが広がって仕舞っている。

残念ながら、放射能は決して無くならない。人類には制御出来ない、パンドラの箱を開けてしまったのだ。

しかし、放射線を確実に分離し、封じ込める事は十分に出来る。
放射線の量を軽減し、汚染土壌・空間線量を落とす事は出来る。どうしても現在の住いを離れられない、お年寄りや生活者の生活環境の放射線量は、確実に軽減出来るのです。
政府は、利権がらみの大手ゼネコン・重電三社などに委託して無駄な予算を使っているが、民間に有る有効な除染技術を導入し、それこそオールジャパンの叡智を結集して、一刻も早く、放射能の高濃度汚染地域に住み続けている住民の為に有益な予算を使って戴きたい。

残念ながら、森や林・畑の除染は極めて厳しい。故に、森や森林・畑の除染は諦め、国が買い取り、立ち入り禁止区域に指定する他ない。チェルノブイリの教訓である。春になれば、花粉と共に放射性物質が飛来する危険性は大である。

国は、いち早く中間貯蔵施設、そし最終処理場の決定がなければならない。決まらない為に、動けない現況!今政府に求められるのは、メリハリの有る施策が最重要課題です。
その為には、首相・政府事態、国民から信用・信頼される内閣でなければ、何も機能しない。

また、今回の原発事故は人災で有るにも関わらず、未だに誰も責任を取っていない。北大の山口二郎教授が紹介する、政治学者丸山真男の言葉「無責任の体系」「大本営体質」が戦前・戦中・戦後を貫通し、更には現在進行形の災後の今も続いている。責任の所在を明らかにする事は必須条件である。

脱原発の流れは決して止められない。東電福島原発で直面している、再度の臨界事故1・3号機の真の状態は、何の把握も出来ていない未知の状況。
更には、4号機の使用済み核燃料は、単に青天井のプールに保管している状況!
野田総理の何処が「事故収束」なのか?と言っても始まらないが、今は戦時と同様で次に大きな地震が来たら、福島4号機のみならず、東海・近畿地域に有る原発事故の再発は決して無視出来るような状況ではない。

また、元旦から長野での地震・千葉県沖での中規模地震!まだまだ、千葉以南の海域とフォッサマグナ(中央地溝帯)は、何時怒り狂うか人智の及ばない所である。
正月元旦、早々夢のある事を書きたい所だが、けっして安閑としていられない状況です。昨年は決して忘れてはいけない年であり、今年はその始末の方針と道筋を確実に付けなければいけない年となるでしょう。

新樂智夫

新樂 智夫
Sustainable Community Designer
オフィス アコール代表

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