2012年1月21日(土)

2012年1月14日(土)福島県二本松市除染作業と共に思う事・課題・実態とは。

先日1月14日は、朝一番で横浜を発ち、往復約9時間の道のり!を福島県二本松(現地滞在約7時間)に!そして放射能汚染土壌の除染技術の公開を含めて活動をして、横浜には夜遅くに到着しました。

東北道の行き・帰り共に、東京から145km・165km・200km地点では、必ずガイガーカウンターの数値が車内でも一気に上がって、警告音が鳴り響く!

午前中に、二本松インターチェンジに到着しましたが、既に空間線量は0.4~0.5μSv/h!と、横浜の10倍いや、100倍以上!?

車を乗り換えて目的地に。東電福島原発から、約50km圏です。阿武隈川沿いの長閑な田舎の風景の中に建つ、大きな農家!

周辺にも立派な造りの農家が数件あり、皆さん今も大半は住まわれていますが、一部の方は引越し・子供達だけ避難の家庭もあるとの事です! 但し、窓や縁側の雨戸、玄関ドアなどは、明るい日差しの下でも、ピッタリ閉ざされ、屋内と屋外をしっかり遮断している。(これは気温のせいだけではなく、戸外の放射能から身を守る為です。春や秋も決して開かない窓とドア!?)

何故ならば、車を降りた途端、突然ガイガーカウンターの警告音が鳴り響き、何と空間線量が1.5~2μSV/h・風向きと少し移動すると、3μSV/h!!ここの空間線量は、平均2μSv/h!年間換算では17.5mSV/Y!

手前の畑からは、既に収穫されたお米が市場に出回っています!空間線量が2μSV/h近く有る所で、作付・栽培・収穫・発送・市場へ出回るお米とは?

周辺のホットスポットでは、10~20μSV/h以上が沢山=87.6mSV/Y~175.2mSV/Y(年間)という、高濃度の放射能汚染が在る地域です。

放射能に色が付いていれば、この写真は真赤になってしまう。行政単位故に、避難勧奨区域にも・何にも指定されていない地域で、今も多くの方々が、暮らしています。市役所から、そう遠くない場所です!

福島県内全域がほぼ同じ状況ではないでしょうか?さすれば、福島県内でのお米の生産は絶対に避けるべきであり、作付禁止の代わりに東電・政府が、この数年間の実績と同等の値段で、見なし全量買取が必須条件です。福島のお米が安心などと言う事は有り得ない。残念ながら、食品全般(畑での作物)の栽培を規制しなければ、日本全国に放射能汚染食材が広がり危険が及びます。これは、福島県に限らず周辺都県でも同様の事が言える地域が散在しているのです。内部被曝からの予防は、汚染食品を食べない。この方法しか有りません。少なくとも、子供には絶対に食べさせられない。京大の小出先生が仰るように「大人が覚悟して食べるほか無い!」と言えども、避けられる内部被爆は避け、低減する事は国民の生存権の確保に繋がる最低限の措置ではないだろうか。

、除染実証実験・作業。

この市に於いては、市役所に除染課というモノが出来て逆に民間の除染作業に対して、近隣の住民が不安がると言う理由で、作業を止めるようにプレッシャー更には、ストップを掛けると言う始末!?では、市の除染課が除染作業を行なって居るかと言うと、やっていないと言う地元の声!国も地方自治体も然りで、本気で放射能汚染に対する対策を取っているかと言うとそれは「NO!」です。また、何処に於いても利権の構造が有り実効の無い、高額な除染作業が行なわれ、地元にお金は落ちず且つ、地元の雇用促進にも繋がっていないと言う実態。一刻も早く、居住者が居る地域の実効有る除染活動に予算を付けて、徹底した除染が必要です。地元の小回りの効く民間企業に、業務を委託する事によって、早く今の劣悪な環境を少しでも改善しなくては、このエンドレスの放射能との戦いには勝てない。このままでは、福島県内だけではなく、日本国民全員の生命と財産を守ると言う国家の原則は、一切保たれていない状況が何時までも続いて仕舞う。

農家の庭先で、放射能濃度測定作業中

 

新樂智夫

新樂 智夫
Sustainable Community Designer
オフィス アコール代表

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