2012年2月25日(土)

福島県伊達郡川俣町山木屋地区(計画的避難区域)、人が住めない地域での活動レポート&メモ 作成: 新樂 智夫 日時: 2012年2月23日 22:09

慎重にブログアップ&レポートします。除染実証試験対象地域先日、川俣町山木屋地区は計画的避難区域で、完全にゴーストタウン=人が住んではいけない地域です。

山木屋地区の人が住めない家屋
空間線量で1.2~2.0μSv/h、ホットスポットは今回計測した限りでは10μSv/h以下!この地区の他の場所に行けば、20μSv/h以上のところも有ると聞きました。川俣町役場から,現地へ向う途中では,1台の車もすれ違わなかった!除染作業中、何台かの警備車両・パトカーが時折敷地前の道路を通って行ったが、一切の職務質問も受けなかった!強制的に避難させられている、財産はいったい誰が見守っているのか?

追記:警察の現地の警備の方々は確実に頑張っておられる。高濃度汚染の中での業務に敬意を表します。

また、放射能濃度に関しては、私が昨年から何度か入った郡山の中心市街地の住宅地・二本松の計測地点の方が、遥かに高い放射線量が確認されました。今も子供達も大勢住み続けています。
今出されている、計画的避難区域とか避難勧奨地域等々、国や自治体の基準・判断・線引きに大きな疑問を感じてしまう!人口密度の高い郡山の住宅地(空間線量は1μSV/h前後で有るが、20μ~50μSv/h以上のホットスポットが、そこらじゅうに点在している。そういう高濃度汚染地域を避難区域に指定せづ、そのまま放置している。(住民の数で言えば、数十倍数百倍!)二本松でも、市が除染課を作って行政が、除染活動をすると言う建前になっているが、民間の自費・手弁当の我々のような活動を見つけると、活動停止を求めてくる!!その理由は、「周辺住民が不安がる」から!何とも、ボランティア活動にクレームを付けて、除染課自体は、殆んど機能していない地元の実態。全てが当初のナンセンスな同心円的な発想と、コストの問題で余りに多くの住民を避難させられないと言う、行政サイドの思惑・都合!「人の命は地球より重い!」はずが、まったく正反対の方向性で、行政が動いている。除染実証試験中に説明を!

当日除染実証試験を行なった場所で、地元の方から、心打解けて聞かされた内容は、下記、山敷さんの投稿にも有るが、我々は、当事者として昨年から何度も、行かなくても良い高濃度汚染地域に、自費で自分の時間を使って、除染実証試験・除染活動をして来た。誰に強制・言われたからでもない、危機意識・福島県民のみならず、国民全体の生命と財産の保障、更には次世代に如何いう環境・経済を残せるか!口先だけではなく、汗を掻いて現場を見て、体感・実感して、現地でしか得られない情報を精査して、その見聞の上に立ってFBにも情報シェアしているのです。除染作業をしながら、汗を掻きながら,苦しみを共有しながら出て来た地元で暮らす、方々の本音・実体を聴いて参ったのです。  国や地元行政・東電・大手メディアの報道と、現場で見聞きした事の乖離が大き過ぎます。誰が何と言っても、現地の生の、生きた証言・情報を支持致します。現場を踏まずして語るべからずです!  他にも投稿しましたが、永田町・霞ヶ関の人間達は、毎週末福島の現地に行って高濃度空間線量の中で、一緒に汗を掻き、不安感・危機感・恐怖感を、共有しなければ生きた政は出来ません。 山敷さんの、昨日聞いたある議員の言葉。確かに、「あまりに凄まじい話なのでしばらく脳が拒否反応を起こしていたが、忘れないうちにメモをとるか。」は同感。了解を得て、マイクロレコーダーで録音して於けばよかった!1) 3月11日以降、SPEEDIの結果を政府がはじき出したら、避難すべき人数が215万人とでた。政府はあわてて封印し、基準をいきなり年間20m Svにあげた。これにより避難すべき人数が「激減」した。2) 4号機は半分倒れかかっている。地震が来たら福島とともに首都壊滅3) メルトダウンし、メルトスルーした燃料はどこにあるかわからないが、かなり深いところにあるという。4) 福島県の米が売り上げ日本一。結局福島米が他の米にブレンドされ、そのまま消費者に行き渡った。九州産と名乗っている場合もある。九州の米があんなにうまいはずはない。5) ある大手ゼネコンが除染事業を受注。ある地域の表土を5cmはいでそれを国有林に捨てた。数億円なり。6) 3号機の爆発は間違いなく核爆発。使用済み燃料プールに沢山(数100本?)あったプルトニウムを大量に含むプルサーマル燃料が今1本しかない。すべて「核爆発」で、その破片として南相馬やら飯館やら各地に降り注いだ。7) 今は福島第二原発まで危ないという。しかし、あまりの凄まじさにすべて覚えていない。(これは非常に細かな数値を上げておられたので、私も覚えきれない詳細数値です。)

2)については、使用済みではない余った未使用の燃料棒が、4号機に200本入っている!4)については、県内の農家はJAには持参しないで、自分の家・畑まで取りに来る闇米業者に、自主流通米として、かなりの量の米を引き渡し、特に山形産という米の袋が大量に、大幅に増えている事実。私の住む横浜でも、産地の固有名詞では無く、国産:複合米という比較的安めのお米が大量に販売されている。やはり、本来福島県では作付禁止、前年・前〃年実績などを、基準に東京電力が全量買取と同じ形で、買い上げ補償金を、最優先で支払う事。これが、放射能の汚染米から、日本国民の健康を維持する為の最低線の防御策である。5)約7万坪の表土を、土壌固化剤を撒いて、表土5cmを剥ぎ取って(11.55トンの汚染表土)、国有林に運び捨てるという、何の除染にもならない事に、国は6億円を支払った!(8571円/㎡!です。10t車1台分の、汚染度の移送費用です。)1月中旬に 行なわれた、国の事業です!その時の人件費単価は75,000円/人・日です!請け負ったのは大手ゼネコンKJ社です!警戒区域、計画的避難区域等におけるkankyoanzen-20120123.txtまた、避難家族への助成金は10万円/月!これでは何の役にも立たない!   また、環境省が昨年12月中旬に出した、除染ガイドラインを見ると、あまりに細かい規定と、ナンセンスで当然実施出来得ない放射の測定基準、更に最悪なのが、環境省他が言う、除染=高圧水洗浄器での放射能の拡散・移染・濃縮を前提にしている為、それより進んだ技術があっても、ガイドラインに規定されていないモノは、全て受け付けないと言うような状況!これでは、100年経っても本当の除染、福島県民が我が家に戻る事は、確実に不可能だろう。

 

帰宅直前、辺りは真っ暗に!

尚、除染、放射能封じ込め実験の詳細データは、K大学・T大学での検査結果を見守りたい。その上で報告出来るものは報告します。少なくとも、4μSV/hの汚染土を短時間で、工程を若干ショートカットしたが、空間線量の高い戸外で、1μSV/h前後。室内で0.5μSv/hまでは減衰出来ました。そこで使用した水と封じ込め作業をする前の土・処理後の土を専門機関で精査して戴いています。

 

 

新樂智夫

新樂 智夫
Sustainable Community Designer
オフィス アコール代表

過去の記事

ページの先頭に戻る↑